2020-12-14 / 最終更新日 : 2023-05-22 th.hana アンリ・フォションとともにロマネスク彫刻を巡る アンリ・フォシヨンとともにロマネスク彫刻を巡る ー その2 建築の構成部分に彫り込まれた形姿像 枠組みの法則 ロマネスク彫刻に与えられた課題は、教会堂建築の構成部分(「柱頭」、「タンパン」、「アーキボルト」、「中央柱」、「楣」等)の表面を浮彫で装飾することでした。 これらの構成部分は、機能的なもので装飾することを目 […]
2020-05-20 / 最終更新日 : 2023-05-23 th.hana アンリ・フォションとともにロマネスク彫刻を巡る アンリ・フォシヨンとともにロマネスク彫刻を巡る ー その1 ロマネスク彫刻の誕生 アンリ・フォシヨンとロマネスク彫刻 「11世紀後半から12世紀前半にかけて発展する(ロマネスク)美術を、一方的に、ギリシャ・ローマ的な過去の遺産の再生ーたとえ東方的、蛮族的な寄与によって着色されているとしてもーとしてのみ […]
2020-05-08 / 最終更新日 : 2023-03-12 th.hana エミール・マールと巡るロマネスク美術 エミール・マールと巡るロマネスク美術 ー その8(最終回) サン・ドニでのゴシックの誕生 シュジェールとサン・ドニ修道院の大改築 本書、第5章「図像の多様化―シュジェールとその影響」で、マールは、ゴシックの誕生にシュジェールが果たした役割について考察します。 シュジェール(1081-1151)は1122年にパ […]
2020-05-03 / 最終更新日 : 2023-01-24 th.hana エミール・マールと巡るロマネスク美術 エミール・マールと巡るロマネスク美術 ー その7 世俗的図像と怪物的図像 ロマネスクを特徴づける世俗的図像と怪物的図像 これまでみてきたのはキリスト教の説話や寓意を表す宗教上の図像で、ロマネスク美術の主要な主題がここにあることはいうまでもありません。 しかし、ロマネスクの教会堂や修道院を巡ると […]
2019-10-17 / 最終更新日 : 2023-01-24 th.hana エミール・マールと巡るロマネスク美術 エミール・マールと巡るロマネスク美術 - その6 ロマネスクにおける修正と創造2 典礼や典礼劇からの影響 10世紀末頃から、教会の典礼の中で復活劇を初めとしてさまざまな典礼劇が演じられるようになりました。 マールは、ロマネスクの作家たちはこれらの典礼や典礼劇からも着想を得て、旧来の図像に新たな修正と創 […]
2019-09-22 / 最終更新日 : 2023-01-24 th.hana エミール・マールと巡るロマネスク美術 エミール・マールと巡るロマネスク美術 - その5 ロマネスクにおける修正と創造1 第5回は、本書、第3章「フランスの芸術家たちによるオリエント図像の修正」をガイドに、ロマネスクの芸術家たちが行ったオリエント由来の図像の修正、そして新たな図像の創造について、MORAのデータ・ベースから見ていくことにしま […]
2019-08-22 / 最終更新日 : 2023-01-24 th.hana エミール・マールと巡るロマネスク美術 エミール・マールと巡るロマネスク美術 - その4 ロマネスク図像の複合性 前回はロマネスクにおける彫刻の復活と写本挿絵が果たした役割について見てきましたが、第4回は、「12世紀フランスの宗教芸術―中世の図像の起源に関する研究」の第2章をガイドに、マールが取り上げたその具体的内容について見ていき […]
2019-07-13 / 最終更新日 : 2023-01-23 th.hana エミール・マールと巡るロマネスク美術 エミール・マールと巡るロマネスク美術 - その3 大彫刻の復活と写本挿絵の役割 「エミール・マールと巡るロマネスク美術」第3回は、エミール・マールの著作「12世紀フランスの宗教芸術―中世の図像の起源に関する研究」の序言及び第1章をガイドに、ロマネスクにおける大彫刻の復活と写本挿絵が果たした役割につい […]
2019-04-13 / 最終更新日 : 2023-01-23 th.hana エミール・マールと巡るロマネスク美術 エミール・マールと巡るロマネスク美術 - その2 扉口彫刻のその他の主題 「最後の晩餐」の主題 ロマネスクのタンパンに刻まれた「黙示録のキリスト」、「キリストの昇天」、「最後の審判」の3つの主要な主題に加えて、マールは、「最後の晩餐」の主題を取り上げます。 「最後の晩餐」の主題の誕生 「最後の […]
2018-12-15 / 最終更新日 : 2023-01-30 th.hana エミール・マールと巡るロマネスク美術 エミール・マールと巡るロマネスク美術 ー その1 タンパン彫刻の3つの主題 エミール・マールとロマネスク美術 西欧中世の美術を図像学という方法により初めて体系化したのはエミール・マール(1862-1954)です。 19世紀初頭のロマン主義の台頭により、それまで暗黒時代とされてきた中世の美術に光が […]